第64回理事会・第61回定時総会・創立60周年記念式典を開催
建災防大阪府支部は5月20日、大阪市中央区のKKRホテル大阪で第64回理事会ならびに第61回定時総会を開催しました。
総会の冒頭、錢高 久善 支部長が挨拶。その後、議案審議に入り、令和5年度事業報告及び決算、令和6年度の事業計画案及び収支予算案、役員及び代議員の改選などを審議し、いずれも原案通り承認されました。
理事会・総会終了後にはそれぞれの出席者を合わせて約120名が参加し、創立60周年記念式典を開催しました。式典に先立ち錢高 久善 支部長が「支部設立当時の建設業界は、東京オリンピックや大阪万国博覧会が開催されるなど高度成長期のまっただなかで、労働災害も多発していました。昭和39年の大阪府下の死亡労働災害は、年間196件であり、休業4日以上の死傷災害は1万件以上にものぼっていました。そのような状況を背景に、昭和47年に「労働安全衛生法」が制定され、特定元方事業者や作業主任者の制度の創設により、建設業界の安全衛生管理体制は、格段の向上、整備が進むこととなりました。その結果、労働災害は飛躍的に減少し、令和5年の死亡災害、死傷災害とも、設立当初と比較しますと10分の1以下となっています。諸先輩方のこれまでのご努力に敬意を表しますとともに、今後決して後戻りすることのないようにすることはもちろん、死亡災害ゼロという目標をしっかりと見据えて尽力してまいる所存であります。そのためには、関係行政機関のご指導や、会員の皆様のご協力が不可欠であり、今後とも倍旧のご指導ご鞭撻とご協力をお願い申し上げます」と挨拶しました。
ご来賓の荒木 祥一 大阪労働局長より祝辞をいただいた後、創立60周年を記念して特別表彰2名、参与表彰11名、分会長表彰3名、分会役員表彰18名に錢高 支部長より感謝状が授与されました。