<大阪労働局 健康課長>令和6年を振り返って
建設業労働災害防止協会大阪府支部及び会員の皆様におかれましては、労働基準行政の推進、とりわけ労働者の健康確保対策に格別の御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和6年度において健康課では、5月から9月の期間「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」に基づく「熱中症予防対策」の周知啓発、令和6年4月から「新たな化学物質規制」が全面施行されることとなり、新たに創設された2月の「化学物質管理強調月間」に、化学物質管理の確認実施事項の周知啓発を行い、また、年間を通じて「石綿による障害予防対策」、「腰痛予防対策」、「メンタルヘルス対策」、「過労死等防止対策」、「治療と仕事の両立支援の普及促進」などの各種の行政施策を各種団体の御協力のもと、普及促進を図ってまいりました。
建設業労働災害防止協会大阪府支部及び地区分会の会員の皆様には、これら各種施策の普及促進に御協力いただきありがとうございました。
令和6年10月に開催しました「大阪・職場の健康づくりフォーラム」においては、建災防大阪府支部及び分会の会員の皆様には、たいへん多くの方にご参加いただきありがとうございました。
また、建設業における「化学物質管理」については、貴団体のホームページに各作業別のリスク管理マニュアルを掲示いただき、「化学物質のリスクアセスメント」の普及啓発にご協力いただき大変感謝しております。
さらなる労働者の健康確保のためには、大阪労働局第14次労働災害防止推進計画(5か年計画)の各種労働衛生施策の目標を達成する必要がございます。
特に、令和6年は、「熱中症予防対策」の普及促進に尽力しましたが、残念ながら管内で熱中症により、9名の方がお亡くなりになりましたので、次年度は、さらなる取組を強化する予定です。
令和7年度、大阪労働局労働基準部健康課として各種施策の推進にあたり、御協力をお願いすると思いますが、建設業労働災害防止協会大阪府支部及び会員の皆様には、御理解・御協力をよろしくお願いいたします。
大阪労働局 労働基準部 山 口 浩 光 健康課長