新年安全祈願祭を開催
建災防大阪府支部は、1月21日(火)に大阪市天王寺区の生國魂神社で新年安全祈願祭を執り行いました。
安全祈願祭には、大阪労働局から志村 幸久 大阪労働局長をはじめ局幹部をお招きし、錢高 久善 支部長、参与ら関係者約40名が出席しました。
神官によるお祓い、祝詞奏上が行われたあと、錢高支部長が神前に玉串を奉奠し、今年1年の建設工事の安全を祈願しました。
神事のあと、安全祈願の式典が行われ、錢高支部長は、昨年の大阪府内の建設業における死亡災害の現状を述べられた後、「当支部といたしましては、引き続き、安全な作業床の確保や二丁掛けフルハーネス型墜落制止用器具の使用徹底等により墜落・転落災害の撲滅を目指す『ストップ・ザ・ついらく』をはじめ、『ご安全に運動』を強力に推進し、安全衛生パトロールや研修会などを積極的に実施するとともに、種々の法令改正に対応した技能講習会や安全衛生教育等の充実を図り、労働災害撲滅の輪を広げるべく非会員会社への加入促進活動にも注力してまいる所存です。令和7年以降も、建設業においては、人手不足、時間外労働時間上限規制、高齢労働者対策、熱中症対策などの対処すべき課題が多々待ち受けております。また、大阪では、4月13日に開幕する大阪・関西万博の関連工事が終盤を迎えておりますが、この後も大阪IR構想やなにわ筋線延伸等の大規模プロジェクトに伴う工事量が増加していくことが予想されます。そのような情勢下、大阪府支部といたしましては、死亡災害件数を少なく抑えられている現状に気を緩めて、労働災害が増加することのないよう、大阪労働局並びに各労働基準監督署と連携を図りながら、より実効性のある労働災害防止活動に取り組み、大阪の建設業における安全衛生管理水準の向上に尽力する所存でございます。大阪労働局の皆様には引き続き倍旧のご指導とご支援を、当支部参与の皆様には事業運営へのさらなるご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と挨拶されました。